日商簿記3級対策~科目別解説「例題解説:買掛金元帳」~
今回は「例題解説:買掛金元帳」について説明していきます。
例題解説:買掛金元帳
「買掛金元帳」の例題を解いてみましょう。
問題
以下の取引を買掛金へ記入し、月末の締めをしなさい。
2/1 会社Aに対する買掛金の前月繰越高は10,000円である。
2/5 会社Aから、商品5,000円を、掛けで仕入た。
2/10 会社Aから仕入れた商品2,000円分が不良品であった為、返品した。代金は買掛金から差し引いた。
2/15 会社Aに対する買掛金8,000円を現金で支払った。
解答
解説
買掛金元帳は仕訳が作成できれば、問題なく作成できます。
2/5
(借)仕入 5,000 | (貸)買掛金 5,000 |
2/10
(借)買掛金 2,000 | (貸)仕入 2,000 |
2/15
(借)買掛金 8,000 | (貸)現金 8,000 |
この「買掛金」の増減にを帳簿へその通りに記入していくことで作成できます。
二重線で締めることも忘れずに。
学習のポイント(実務小話)
買掛金元帳の例題を解説しました。
売掛金元帳、買掛金元帳は仕訳通りの記入となりますので、あまり難しいところはないと思います。
買掛金元帳の実際の使い方としては、仕入先から商品を仕入れたけども、あといくらくらい支払いが残っているかな、支払いに遅れがないかな、という風に支払い状況をチェックするのに使用したりします。
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