日商簿記3級対策~科目別解説「例題解説:仕訳の転記(T勘定の使い方)」~
今回は「例題解説:仕訳の転記(T勘定の使い方)」について説明していきます。
例題解説:仕訳の転記
「仕訳の転記(T勘定の使い方)」の例題を解いてみましょう。
問題
次の仕訳をそれぞれの勘定へ転記しなさい。
4/1の取引
(借)現金 10,000 | (貸)売上 10,000 |
4/10の取引
(借)備品 50,000 | (貸)現金 50,000 |
4/15の取引
(借) 仕入 50,000 | (貸)現金 20,000 |
買掛金 30,000 |
解答・解説
各勘定科目には日付と相手側の勘定科目を記入。
相手側の勘定科目が複数ある場合は「諸口」と記入するところがポイントです。
学習のポイント(実務小話)
仕訳の記帳(T勘定の使い方)の処理の例題を解説しました。
「T勘定」の集計方法に慣れるための問題です。
仕訳ベースでは、その日、どんな取引があったかという情報しかわかりません。
どの勘定科目がどのくらい増減があって動いたのかを知りたい。
そこで、取引を勘定科目ベースで集計するのが「T勘定」です。
実は「T勘定」を書かないで簿記の問題を解く人も結構いますが、そういう方々は、形はそれぞれ違えど、「T勘定」のような集計ロジックが頭の中にあるのだと思います。
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