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【経理実務へ役立つ】社会人のための簿記3級講座~科目別解説「例題解説:約束手形②」~【独学で簡単に理解】

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日商簿記3級対策~科目別解説「例題解説:約束手形②」~

今回は「例題解説:約束手形②」について説明していきます。

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こんにちは、ゆきじろうです。
簿記学習を社会人から知識ゼロで始めて公認会計士になりました。
複式簿記は人類最高の発明の一つと言われます。
簿記は決算書が読めたり経営が分かるようになったり決して無駄にはなりません。簿記には人生を変える力があります。一人でも簿記を好きになる人が増えればいいなと思い簿記が好きになるような解説を心がけていきます。

例題解説:約束手形②

「約束手形②」の例題を解いてみましょう。

問題

次の取引を仕訳しなさい。

①A商店に、商品200,000円を売り上げ、その代金として、A商店振り出しの約束手形を受け取った。

②①のA商店振り出しの約束手形が満期日を迎えたため、当座預金口座に振り込まれた。

解答

①(借) 受取手形 200,000 (貸) 売上 200,000
②(借) 当座預金 200,000 ((貸) 受取手形 200,000

解説

①(借) 受取手形 200,000 (貸) 売上 200,000

「受取手形」という資産が増えたため借方(左側)に記入。
「売上」という収益が増えたため貸方(右側)に記入。

商品を売り上げた時に、お金の代わりに約束手形を受け取ったという処理です。この手形は期日が来て銀行へもっていくとお金に換えることがことができます。

小切手を受け取った場合は「現金」で処理するのと混同しないようにしましょう。

②(借) 当座預金 200,000 ((貸) 受取手形 200,000

「当座預金」という負債が減ったため借方(左側)に記入。
「受取手形」という資産が減ったため貸方(右側)に記入。

①の手形を銀行に持っていき無事に預金に換えられました。

学習のポイント(実務小話)

約束手形②の処理の例題を解説しました。

今回は約束手形を受け取った場合の処理です。

約束手形は期日が到来し銀行へ持っていくとお金に換えることができます。

そのお金の出どころは、相手の預金口座になりますから、もし相手の預金口座にお金がなかったりすると当然、お金に換えることができません。

これを不渡りといいます。

そうなると相手は将来的に銀行と取引できなくなってしまったり、大変なことになります。

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