会社は自分の意思で辞めることができる
会社を辞める。
期間の定めのない雇用契約で働いている従業員は、基本的に会社をいつでも辞められます。
ただし、14日前に退職の意思を伝える必要があります。
正確には意思を伝えた日から14日経過後の15日目です。別の表現をしますと、1日に退職しますと伝えて2日から14日カウントし15日に雇用契約が終了します。
無事に転職先が決まったり、転職活動をするために会社を辞めたりすることもあるでしょう。
最近は退職代行なるものがあり、退職手続を代行してくれるらしいですが、経験からしますと、トラブルとか抱えてない限り、お金を払って業者に頼まなくても大丈夫だと思います。
今回は会社の辞め方について、円満退職バージョンとブラック企業から逃げる時などの緊急避難バージョンで書いていきたいと思います。
円満退職バージョン
まず、退職願と退職届の違いから説明します。
「退職願」は、会社に提出して受理されると退職となる。すなわち、退職したいんすけどいいすか?という退職の提案です。
「退職届」は、会社が受理するしない関係なく退職できます。すなわち、会社辞めさせていただきますという退職の通知です。
円満退職では「退職願」を提出することとなるでしょう。
いざ退職することを決めたなら、まず会社の規定を調べましょう。
就業規則などを見ると、例えば「退職する場合は1か月前までに上司に申し出ること」というような規定があると思います。
法律上は14日前でOKなのですが、お世話になった会社ですから、業務引継ぎ期間も考えて、その規定通りに申し出ましょう。
退職願をしたためたら白い封筒に入れ上司へ提出します。
退職願は、名前のサイン以外はPCで作成したもので構わないと思います。あとは、総務の担当の人が退職日に合わせて手続きを進めてくれます。
退職日には、お世話になった人にあいさつして無事円満退職です。幸せなパターンですね。
緊急避難バージョン
辞めなくては自分の身が危ない。
いわゆるブラック企業において、長時間労働、パワハラ、人間関係などで、これ以上勤務することは危険だと判断した場合など、緊急避難として退職する場合です。
ブラック企業からはできるだけ早く逃げた方がよいと思います。
14日前までに退職を伝えればよいという規定をフルに使います。
緊急避難で退職する場合、用意するのは「退職届」となるでしょう。
14日前に退職手当を提出し、荷物をまとめて帰宅。もうその会社にはいきません。有給が残っているのであれば有給消化の手続をして帰ります。
健康保険証があるならば、後日、それだけは郵送で会社へ送ります。離職票やら源泉徴収票などの退職関係書類は会社から郵送で送ってもらいます。
これで辞めることができます。意外とあっさりしてますよね。退職する14日前に一度だけ会社に行けばOKなのです。
会社から逃げだすような感じですが、勤務していること自体が危ないと思ったらしょうがないです。体は一つしかないですし、精神を病むくらいなら退職した方がよいです。
心と体が元気であれば次のチャンスがあります。
短期間で退職したとしても、ブラック企業の存在が認知されてきた今のご時世、本人が気にするほどの痛手にはならないと思いますから、どうしても身を守る必要があるときは、参考にしてください。
全然大丈夫です。
今は退職代行サービスもありますので、どうしても辞めにくい事情があるならこれらのサービスを利用するとよいでしょう。
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