パワハラ気質は治るのか?
パワハラ気質は治りません。
最初からあきらめムードですが、
私も数十年サラリーマンをしてきて思う結論です。
残念ながらパワハラ気質の人を止めることはできないのです。
それはもっと大きな法則から言えば、
他人を変えることはできないということです。
真に自分から変わろうとしたとして治るかどうかという話です。
それなので、今回はパワハラ気質は治らないとした上で、どのように対処するべきかを考えてみたいと思います。
治らないです、経験上。
最近の会社ではパワハラ対策に敏感
2020年6月にパワハラ防止法が施行されました。
パワーハラスメント防止のための雇用管理上の措置が、企業の義務になりました。
大企業では2020年6月、中小企業では2022年4月から施行されます。
そんなこともあり、最近の企業はパワハラに敏感です。
ある程度以上の会社では、パワハラを防止しようという姿勢がみられるようになりました。
今はネットで情報がすぐに拡散する時代です。
これまで内部の情報で表にでなかったものもすぐに世間に明るみになってしまいます。
企業はイメージが大切です。
また、人手不足、転職のしやすさなど、社会の変化もあるでしょう。
今の若い世代は「パワハラは問題だ」と声を上げる人も多いです。
そんな背景からか企業ではパワハラを防止するムードが出てきました。
パワハラして問題を起こしてしまうと
パワハラは多くの場合、被害者がしかるべき上司に告発することで問題になります。
その後、大体のケースでは問題を起こしたと思われる上司とパワハラ対策部署の人が面接を実施します。
そこで、どんな会話がなされるのかということは詳しくはわかりませんが、
たぶん注意されるのだと思います。
聞いた話を総合するとそんなキツイことは言われないのが通例です。
理由としては、パワハラ上司にはパワハラ上司の言い分があり、
日本社会では喧嘩両成敗の気風が残っているなどでしょう。
でも、一応は「パワハラしてるみたいですよ、気を付けましょう」とは注意されてるはずです。
それなのに事態は一向によくなりません。解決されません。
それはなぜなのでしょうか。
パワハラ上司は自分が正しいと思っている
パワハラ上司は自分のしていることが正しいと思っています。
これが、全く事態が改善されない原因です。
自分は正しいことをしているのだから、会社の言っていることが間違っている、とすら考えている節があります。
これでは解決するはずはありませんね。
パワハラで会社に呼び出された人にそれとなく話を聞いてみましたが、なんら自分の行為を反省している様子がない人が多かったです。
全然反省してないな、ダメだこりゃと。
世の中やっぱり被害者泣き寝入りが多いのかな、と思ったりしたものです。
パワハラ上司の対処法
会社が働きかけてもパワハラを治らない以上、個人で問題の人物を変えることはほぼ不可能です。
そのような状態でどのような対処法がよいのでしょうか。
以下、パワハラ上司と対峙する際のポイントをいくつかご紹介します。
パワハラ上司を正そうとしない
一番のNG行動です。
パワハラ上司を正そうとしてはいけません。
正義感が強い人がしてしまいがちですが
これは悪手です。
はっきり言って時間の無駄です。
自分が言って治るならもっと遥か昔に治っているはずです。
パワハラ上司を正そうとするのはやめましょう。
パワハラ上司を刺激しない
パワハラ上司をいたずらに刺激してはいけません。
どっちでもいいことは、とりあえず受け流しましょう。
命にかかわること以外は聞き流す。
このくらいの心構えを持っておきたいものです。
相手にするだけ無駄なのです。
何事もなかったようにスルーするのが一番です。
パワハラ上司に不用意に近づかない
物理的な距離を保ちましょう。
不用意に近づかない。
不思議なもので、距離を取ると相手のことを考えなくなるものです。
四六時中考えてしまうのは、近くにいるからかもしれません。
心の距離を離すためには、まずは物理的な距離からです。
パワハラ上司に自ら話しかけない
自分からは話しかけない。
用もないのに話しかけるのはやめましょう。
何の得もないです。
話しかけるなら別の人にしましょう。
最終的には、自分にとってどうでもいい存在にしていくのが大切です。
パワハラ上司の末路
パワハラ上司に限って、うまく切り抜けて出世していく。
そういうような人もたくさんいました。
過去に逃げ切った人。それはそれでしょうがない。
でも、時代は変わりました。
これからはそううまくいかないような気がします。
見ているとパワハラ問題を起こす人は、どこに行っても問題を起こします。
性格は治らないからです。
そのたびに告発され、出世の道を閉ざされていく。
このようなことが多くなってくるのではないかと思います。
他でも問題を起こすので、ほっといても自滅する。
そのような有様を傍観していればよいのです。
でも、本当に心が離れて、どうでもいい人になっていれば、
出世しようがしまいが、没落しようがしまいが、それすらどうでもいいことですけども。
会社にいるのがいやだったら資格を取って会社を去るという手もあります。
以上、今回はパワハラは治らないでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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