どうしても理解できない問題がある
勉強していて、どうしても理解できない問題にぶつかることってありませんか?
何回解いてみても
何度解答を見ても
なんでこうなるのかわからない。
理解できない。
壁にぶち当たる時ってあると思います。
そのような場合どのように対処したらよいのか、自分の経験も踏まえて書いていきたいと思います。
何回解いてみても理解できない原因
まず、なぜ問題を何回解いてみても、解答・解説を読んでみてもわからないのか、原因を考えてみたいと思います。
視野が狭くなっているから
一つに知らず知らずのうちに視野が狭くなっているということがあり得ます。
もう解答の同じ部分しか見ていません。
他のことに考えが及ばなくなっています。
自分としては、別の観点から考えているつもりでも、同じところをぐるぐるまわっています。
軽いパニック状態ですね。
そして、ついにはわけのわからないことを考え出します。
この問題が間違ってるんじゃないか。
解答の書き方が悪い。
作問者が悪い。
これでは理解への道が開けるはずがありません。
拒絶反応があるから
また、拒絶反応を起こしている可能性があります。
わからない → いやだ → 早くここから脱したい
本心は、この理解不能な問題から逃げたがっています。
そのような心理状態に陥っている時には、一生懸命取り組んでいるつもりでも、いつまでたっても理解できない、解決の糸口が見えてこないのです。
どうしても理解できない、わからない問題への対処法
では、そのようなドツボにはまってしまったときの対処方法について考えてみます。
重要かつ緊急性が高い問題のケース
と
重要でなく緊急性もない問題のケースに分けて考えてみます。
重要かつ緊急性が高い問題への対処法
試験まで期間がない、しかし、この問題は重要だから、とりあえず出題されたならば必ず得点しておきたい。
そのような時は、応急処置的ではありますが、
理解できなくともそのままそっくり記憶します。
理解しなくても大丈夫です。
これがこうきたらこうする。その手順を淡々と記憶しましょう。
ただし多くの場合、その記憶は長くは持ちません。
本当に緊急の応急処置的な対応ですので、試験さえ乗り切ればという気持ちでやりましょう。
重要でなく緊急性もない問題への対処法
重要度が低くて、出題される可能性も高くない、もしくは出題されたとしても、ほとんどの人が回答できなかったり、配点が著しく低かったりする問題です。
そして、まだ時間的な余裕もある。
そもそも問題に取り組むのは、試験で得点を取るためなので、その目的から考えますと
思い切って切り捨てるのもありです。
他に重要度の高い問題を解くとか、体を休めるなど、時間を有効に使いましょう。
何をやるかと同じくらい何をやらないかは重要です。
そのままにしておくのは気持ちが悪い
とはいえ、理解できない問題をそのままにしておくのも何かスッキリしない。
気持ちが悪いということもあるでしょう。
でも心配無用です。
これが人間の不思議な能力で、どこかで頭の片隅に置いておけば、時間を置くと、その時わからなくても、ある時パッとわかる、視界が開ける瞬間があるのです。
これは本当にあります。
なぜか時間が経つと急に理解できることがあります。
人間の無意識部分は、パニック状態を抜けて冷静になると、勝手に知識を整理してくれます。
いわば知識が熟成していくのです。
ですから、どうしても理解できない問題がある場合、一度無意識の方へ預けてみてはいかがでしょう。
きっと悪いようにはならないはずです。
時間は多少かかりますが、答えを導き出してくれるでしょう。