公認会計士のバッジって?
公認会計士にもバッチがあります。
私も机の奥にプラスチックのケースに入れて大切にしまってあります。
このようなデザインのものです。
出典:www.hp.jicpa.or.jp
モチーフは日本伝統の市松模様(いちまつもよう)か、もしくはルイヴィトンを思い浮かべる人もいる思われますが、公認会計士協会のHPにはデザインの意味について以下のように書かれています。
正方形は「安定感」を持つ図形であり、その連続は経済社会の安定を守る公認会計士の連帯を、中心を切り取ることで、ひとりひとりの公認会計士の個の力を、正方形が構成する楕円は「グローバルなイメージ」を感じさせる図形であり、世界経済を守る公認会計士の誇りを表現。
平成20年に公認会計士制度が60周年を迎えたのを機に一新したとのことです。
数ある士業の中ではオリジナリティの度合いが高いデザインです。
私としては、F1のチェッカーフラグみたいで嫌いではありませんが。
以前のバッジは真ん中に「CPA」と記載されたものでした。
その時からバッジの着用率は低く、デザインの変更を機に着用率の上昇が望まれます。
公認会計士のバッジはあまり見かけない
公認会計士バッジについて会員章細則第2条第1項で「会員は、会員章は会員の身分を象徴するものとして認識し、業務を行うときは常にこれを着用しなければならない。」と定められています。
義務化されているものの、公認会計士の多くが監査法人に勤めており組織に帰属するサラリーマン意識からかバッジをつけている人は見かけません。
また、監査法人を離れて独立すると税理士登録して税理士業務メインになったりして、公認会計士の独占業務である監査からは離れてしまいます。
そうなると公認会計士というか、税理士というか、みたいなことになるのでしょう。
公認会計士のバッジをあまり見かけない主たる原因は以上のようなことがよく言われますが、
あとは日頃感じることとして、強いて言えば、弁護士と違って裁判所に入るために必要であったり、法廷で多くの人の前に立つわけでもありませんし、単に面倒くさいということもあるかもしれません。
監査先に行っても先方とは名刺交換を済ませておりますし、公認会計士ですと主張する場面がないということもあるでしょう。
つけている人を見かけたことがあった
とある地方の会計関係の研修会でバッジを着用している人を見かけたことがあります。
あ、つけてる!って思いました。
こんな意識ではダメなのでしょうけど。
人間、必要に迫られないとなかなかやらないものですね。
必要性があれば着用率は上がるでしょう。
公認会計士がバッジをつけないのはそういう風土のようです。
他方で税理士の先生は税理士バッチを着用している人が多いです。
意識の問題でしょうか、これは。
せっかくのバッジですから、着用率が上がるように貢献していきたいと思うこの頃です。