うつ病になりかけたら
うつ病は、心の風邪と言われます。
何かが原因で、元気でなくなったり、ぼんやりしてしまったり、食欲がなくなったり、以前からの趣味に興味を示さなくなったり、という兆候が現れるといいます。
職場でうつ病になってしまった人を何人か見てきました。
私自身も転職活動中にうつ病になりかけたかもしれない危ない経験があります。
重度のうつ病になってしまったら、人生がめちゃくちゃになってしまうと思います。
うつ病になりかけたら、重症化する前に早めに気づくことが本当に大切だと思います。
そして何とかして復活したいものです。それが自分のためにも、家族や同僚、友人など周りの人のためにもなると思います。
そんな時にぜひとも読みたいおすすめの書籍もよかったらどうぞ。
うつ病になりかけた人、なってしまった人の実際
最初はうつ病だと気づかない
最初は、どこか肉体的に体が悪いのではないかと思うことが多いそうです。私のいた職場の方も、病院で体の検査をしても異常がなく最後の最後にうつ病と診断された人がいました。うつ病と診断され一度休職して職場に復帰されました。
とても優秀な方でしたが、うつ病になった後は少し人柄も変わってしまったように思います。
うつ病は本人の自覚なしになってしまうものなのです。
強いストレスはうつ病の原因
また別の方は、仕事で非常にショッキングなことがあり、精神的なストレスがかかってしまったようでした。数か月から1年くらいは、職場の愚痴を言いつつも勤務できていましたが、ある時から仕事を休むようになり、結局退職してしまいました。退職する直前には話しかけてもよく仕事の内容も理解できないようでした。
強いストレスは間違いなくうつ病の原因になりえます。
二人に共通すること
上記の二人の方は、職場では優秀でまじめな方でした。
うつ病になりやすい人の特徴として、まじめ、責任感が強い、完ぺき主義、道徳観も強い人などと言われますが、まさにその通りだと思います。
うつ病の原因はストレスをため込んでしまって、精神のバランスを崩してしまうことです。
ですから、うつ病になりやすい特徴を持つ人は、ストレスをため込みやすく精神のバランスを崩しやすいのだと思います。
私の体験を少しお話します。転職活動中に、精神バランスが崩れそうになり以下の症状があり危ないと思いました。
・朝がつらい
とにかく朝がつらい、10時半くらいになってようやく起きられました。そのあとも昼過ぎに眠くなり何もできない、何もしない空虚な日々が過ぎていきます。
・人生お先真っ暗だと思う
異常な不安感です。朝のつらさとセットでやってきます。また夜寝る前にその不安が襲ってくることもあります。
上記のような状況が長期間続いたら、どんなに精神的に強い人でもうつ病になってしまうのではないかと思います。
うつ病になりかけた時の対処法
無理せずにとにかく休むことです。
ひたすら寝ることです。
何もせず休んでいることに罪悪感を感じるかもしれませんが、神様が休めと言っていると思って休むことです。
半月も休んでいれば少しづつですが元気になってきます。初めは外に出たくない、何もやる気がしないと思うこともあるかもしれませんが、休息をしているうちに、少しづつですが回復してきます。
次第に買い物に出かけたり、本を読めるようになったりと。
私はまだ症状が軽かったのか数か月で復活できましたが、病気の重度によっては数か月から年単位で気長に回復を待つことが必要だと思います。
その経験を踏まえて私はもう無理をしないことを心に誓いました。
私はどちらかというと、根は適当で楽天的な方だと思いますが、その時はマジで危なかったです。
体は一つしかありませんし、自分の身は自分で守るしかありません。
体が心身ともに健康であれば、再起を図るチャンスも生まれます。
人生は自分の見えている範囲がすべてではありません。
必ず希望はあります。突破口はあります。
ぜひとも元気になって乗り気ってほしいと思います。