周囲の人は「公認会計士はやめとけ」と言うが
自分の周りの家族や同僚は言います。
「悪いこといわないから、公認会計士試験なんてやめとけ」と。
受験生時代に何度となく耳にする言葉かもしれません。
今回は、公認会計士試験はやめとけという本当の理由について書きます。
知識0の状態から勉強を始め、専念受験生に引けを取らない成績で合格。
得意科目は会計学で、論文式試験では偏差値60越え、上位10%以内の成績。
公認会計士試験をやめる必要はない
ご存じの認会計士試験は日本における超難関国家資格です。
「無理だ」「やめとけ」
そのように言いたい気持ちも理解はできます。
ましてや、学生を終え就職した社会人での会計士受験ともなると、本業をおろそかにして試験勉強しているのではないか、との疑念も持たれます。
同僚、上司の大半は内心快くは思っていないこともあるでしょう。
しかし、何かに挑戦することは、悪いことではないはず。
ですから、公認会計士試験なんて無理か?という問いに対しては
「そんなことないよ、がんばろう」と言いたいです。
私は、社会人で知識0から勉強を始めて合格しました。
社会人でも働きながら合格可能ということを、身をもって証明しました。
もうとっくに勉強のピークを過ぎた社会人からのスタートです。
今回は、私自身の経験を踏まえて、公認会計士試験はやめとけと言う人の真意や思い込みを検証し、公認会計士試験は無理ではないことについて説明します。
もちろん「公認会計士試験をやめなくてよかった」と心から思っています。
公認会計士試験はやめとけの3大根拠
公認会計士試験はやめとけと、そう帰結する理由は一言でいえば、
公認会計士試験は難しい試験であること
これが根本理由です。
「公認会計士試験は難しい試験なので無謀な挑戦はやめておいた方がいい」ということです。
では、なぜ、試験が難しいからやめとけ、となるのでしょうか?
さらにその背景を掘り下げてみると、以下のような3つ理由があります。
1 一生かかっても受からないリスクがある
2 合格しても、その頃には年をとり新卒で就職した人との差が広がっている
3 資格さえ取れば食べていける時代は終わった
これらは非常にやめとけの根拠としてよく言われます。
しかし、これらを理由に公認会計士試験の受験をやめてしまうのは本当に勿体ないと思います。
そう思う根拠について書きたいと思います。
難しいからやめとけの根拠について思うところ
社会人公認会計士合格者の意見として書いてみたいと思います。
「一生かかっても受からないリスクがある」について
これって遠回しに「お前じゃ無理だ」って言われてるような気がします。
確かに公認会計士試験の難しさだけを考えると、あえて受かるかどうかもわからない難しい試験に挑まなくてもいいんじゃないかと考える気持ちもわかります。
しかし、もっと視野を広げてみた場合どうでしょう。
例えば、人生全体として考えた場合、公認会計士資格を持っていた方が、逆に人生が簡単になるとは考えられないでしょうか。
むしろ、何のスキルを鍛えることもなく、ただ毎日をなんとなく生きる方がどんどん人生が難しくなっていくとも考えられます。
たとえ、合格できずに終わってしまったとしても勉強したスキルは残ります。
勉強の過程で、簿記や税務の資格を一つもとれないとは考えにくいです。
何も挑戦しないより何倍もマシだと思います。
「合格しても、その頃には年をとり新卒で就職した人との差が広がっている」について
公認会計士試験合格まで何年もかかる。
そして合格した頃には年を重ね、新卒で企業へ就職した社会人との経験が大きく差がついてしまっている。
そのような問題も確かにあるでしょう。
しかし、その想定している同年代ってどのような人物像でしょうか?
一流大学卒で、新卒から超一流企業に入ったエリートでしょうか。
そのようなスーパーエリートとの比較でない限り、公認会計士試験に合格しさえすれば、同年代に追い付くもしくは一発逆転する力は十分にあると思います。
社会人経験がないということについてもすぐに追いつきます。
社会人経験の年数がいくらあっても成長の方向性を間違ってしまっている人もおります。
どのような環境にいても、自分でバランスをとっていける人は、自省を繰り返し立派に成長していけます。
ですから社会人経験はすぐに追いつきます。
それについては心配には及びません。
全く問題ないことです。
「資格さえ取れば食べていける時代は終わった」について
いくら資格の価値がなくなってきたといえど、公認会計士は3大国家資格の一つです。
会計士が終わったとすると、他の国家資格も軒並み無価値なのでしょうか。
そんなことないはずです。
そして、現在のところ監査法人への就職も心配は要らないと思います。
売り手市場、買い手市場、こればかりは波があるものです。
でも、一時期騒がれた会計士余りのような大量合格時代はもう到来しないと考えられます。
また、今後の人口減少もあり人手は常に不足してくる傾向にあるでしょう。
公認会計士試験さえ合格してしまえば、食いっぱぐれの心配は低いと言えます。
公認会計士試験はやめとけと言うその人はどんな人?
私の経験上の話ですが「公認会計士試験なんてやめとけ」と言う人は、
全員、公認会計士試験に受かってない人でした。
おそらく試験自体、受けたこともない人も多いでしょう。
反対に、やれば必ず受かると応援してくれたのは、公認会計士の方でした。
どっちを信じますか?という話です。
私は後者を信じ、公認会計士試験に合格し現在に至ります。
やってやれないことはないのです。
公認会計士試験合格後の周りの変化
最後に、私が社会人で公認会計士試験に合格した後の周りの変化を書いておきます。
公認会計士試験なんてやめとけとか無理だ、とはもちろん言われなくなりました。
当たり前ですが、そのような変化がありました。
何が言いたいのかといいますと、「無理だということについて、確固たる根拠があって言ってるわけではなかった」ということです。
初めから応援してくれた同僚は本当にお祝いしてくれました。
やめとけと言っていた大半のひとも、とりあえずはおめでとうと言ってくれました。
本当に対抗心の強い人の一部では、公認会計士試験なんか取得しても意味ないというような発言をする人もいました。
もはや何がなんでも否定したいのでしょう。
推測に過ぎませんが、公認会計士試験なんかやめとけと言う人の中には、嫉妬心が少なからず含まれていることもあると思います。
つまり、公認会計士試験に合格されたら、自分よりも確実に上に行かれてしまうので、足を引っ張りたいという気持ちがあるのかもしれないということです。
公認会計士試験への挑戦は自分の決断次第
いろいろと書きましたが、まとめます。
公認会計士試験をやめとけと言う人の言葉には、根拠もないですし、それによって自分の判断を変える必要はないということです。
挑戦したいと思ったら、自分の力を信じて挑戦すべきです。
実際、公認会計士試験に合格したら、いいこと方が多いと思っています。
特にいろいろと組織や規則の縛りが多い銀行のような職業からの転職ですと、働き方に関してはカルチャーショックだと思います。
特に社会人での受験で心配事があれば、予備校などの相談窓口や講師は親身にのってくれますし、私でよろしければいつでも相談にのります。
是非お勧めです。
今回は、公認会計士試験はやめとけ?について書きました。
もし会計士試験に挑戦してみようと思ったら、予備校は下記のCPA会計学院がおすすめです。
ぜひ一歩踏み出してみませんか?
その一歩から人生が変わります。
私もこちら側の世界でお待ちしています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。