世の中には2種類の人間がいます。
電卓を右手で打つ人と左手で打つ人です。
「電卓はどちらの手で打つほうがいい?」
「右手?左手?」
簿記の勉強を始めたばかりの方は一度は、疑問に思うことではないでしょうか。
この疑問は、右利きの人を前提に、ペンを持つ手と同じ右手で電卓を打つほうがいいのか、それとも空いている左手で打つ方がよいのかということです。
何をもって「よい」とするかは人それぞれですが、背景には、以下のような疑問があります。
今回は、上記の疑問に答えつつ電卓を打つ手について、ぜひ知っておきたいことを整理します。
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電卓に関する疑問についての経験者の意見
上記の疑問について、実際に0から簿記の勉強を始めて、公認会計士試験を合格した経験から考えを書きたいと思います。
疑問①電卓は左手の方が効率的か?
電卓はペンを持たない方の手で打つ方が効率的なのではないか?
簿記試験などでは、左手は答案用紙を押さえたりする以外は暇してることも多いので、空いている左手で電卓を打つと効率的でないか。
この考えは、正しいです。
私は両方の手で打てますが、試験の時は、左手メインで電卓を打っていました。
その方がペンを置いたり持ったりする手間が省けるからです。
手は2つありますから、両方使った方が効率は良さそうです。
疑問②左手は自由がきかない?
左手は自由がきかないか?
これは個人差があると思いますが、利き手でない左手を、完全に右手と同じように動かせるようになるまでには、かなりの鍛錬が必要です。
私は左手で電卓を打てるものの、どうしても正確な電卓計算が必要な場合は、右手で慎重に電卓を打って計算していました。
やはり最後の最後に頼れるのは、思い通りに動く右手です。
でも、それも訓練次第だとは思います。
私の場合は、自分の訓練が足りないせいかもしれません。
疑問③途中で右手から左手にスイッチできるの?
勉強を進めていって、簿記の上級者になってきた段階で左手にスイッチしようと思っても大丈夫なのか、遅くはないのか?
これは可能です。
私は、当初、右手で打っていましたが、途中から左手で電卓を打ってみようと思い、左手を使い始めました。
電卓自体に慣れ親しんでますので、スイッチ自体は難しくありません。
数か月で慣れてきて支障のないくらい打てるようになりました。
ただ、根本的な問題として試験にそれほど激しい集計はありません。
そもそも公認会計士試験を含め、簿記の試験では激しい集計はたまにある程度です。
あまり試験では電卓を使わないことに気が付きました。
カタカタ計算しまくる試験というよりは、必要最小限に電卓を入れるのがスマートな解き方です。
思われているほど、大量に集計する場面は多くないのです。
仮に、そのような問題が出てきたとしても、その時は右手でも左手でも、集中して一回で集計を決めれば十分です。
何回も計算し直すから集計に時間をとられるのです。
大量集計は、例えば、最後の総合計を合わせるとか、最終利益を弾き出すことが想定されますが、
難しくかつ大量に集計が必要な問題は、なにやら捨問の可能性もあるかもしれません。
取れなかったところで合否に影響しません。
疑問④簿記の上級者は左手右手どっちで電卓を打っているの?
これは明確です。
公認会計士の受験者はやはり左手が多いです。でも、思ったよりも右手の人も多い印象です。
電卓が速いに越したことはないですが、公認会計士試験もそれほど大量集計が必要な場面はありません。
右手で打ったとしても試験時間との関係では遅れをとる心配はないです。
【重要】速さよりも重要なこと
結論とすれば、右手と左手どっちで電卓を打ってもいいです。
好みの問題だと思います。
簿記試験上は、左手だと明らかに有利になる、右手だと明らかに不利になるということもありません。
それよりも知っておきたい重要なことは、正確性です。
確かに左手でも電卓を打てれば便利は便利ですが、正確性の観点から考えて、やりやすいようにするのが一番です。
電卓もよいものを選びましょう。
余談ですが、世の中のPCの多くのテンキーは右側にあります。
例えば会社の専用端末に入力をするときなどは、キーボードのテンキーは右側で固定されていたりします。
また左手で電卓を打つ人も、なぜかセキュリティやATMの暗証番号のテンキーなどは、利き手の右手を使うことが多かったりします。
無意識に正確なのは利き手だと考えて行動しています。
そのようなことを考えますと、簿記試験だけ左手を無理に使う必要もないです。
左手で電卓を打てることが、ちょっとかっこいい気もしますが、簿記試験上の特殊技能なのかもしれませんね。
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