日商簿記3級対策~科目別解説「例題解説:精算表①」~
今回は「例題解説:精算表①」について説明していきます。
例題解説:精算表①
「精算表①」の例題を解いてみましょう。
問題
以下の精算表を完成させなさい。
解答
解説
まずは精算表に慣れるための問題を出題しました。
この問題は損益計算書欄、貸借対照表欄を埋めていくだけの問題です。
埋めてみて精算表を実際に作成してみましょう。
「試算表」残高に「修正記入」欄の貸方、借方欄の金額を補正して、損益計算書欄、貸借対照表欄へ記入。
計算ミスをすると、最後に結果が一致しない事になりますので正確性が大切です。
また、どの勘定科目が「損益計算書」で、どの科目が「貸借対照表」のなのかの振り分けができるかどうかもポイントです。
目印としては、「資本金」です。
「資本金」までは貸借対照表欄へ記入。
それ以降の修正記入欄により追加された勘定科目の手前までは、損益計算書欄へ記入。
試算表になくて、後から追加された勘定科目は「資産」「負債」「収益」「費用」のどれになるのかをしっかり理解しておきましょう。
そして、最後に当期純利益もしくは当期純損失が算出されます。「損益計算書」「貸借対照表」のそれぞれの貸借差額が一致すれば完成です。
学習のポイント(実務小話)
精算表①の例題を解説しました。
簿記は実際に手を動かしてみるということが非常に大切です。
最後に利益の金額が、「損益計算書」と「貸借対照表」で一致した時に、精算表って本当によくできているということがわかります。
パズルとか好きな方は得意なところかもしれません。
恥ずかしながら、私は例題を作っていて、最初どこかが間違っていて利益が合いませんでした。
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