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【経理実務へ役立つ】社会人のための簿記3級講座~「例題解説:試算表②」~【独学で簡単に理解】

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日商簿記3級対策~科目別解説「例題解説:試算表②」~

今回は「例題解説:試算表②」について説明していきます。

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こんにちは、ゆきじろうです。
簿記学習を社会人から知識ゼロで始めて公認会計士になりました。
複式簿記は人類最高の発明の一つと言われます。
簿記は決算書が読めたり経営が分かるようになったり決して無駄にはなりません。簿記を学べばあなたの人生も変わります。一人でも簿記を好きになる人が増えればいいなと思い簿記が好きになるような解説を心がけていきます。

例題解説:試算表②

「試算表②」の例題を解いてみましょう。

問題

以下の取引を反映させた合計残高試算表を作成しなさい。

①会社Aに10,00円を売り上げ、代金は掛けとした。
②会社Aから、売掛金3,000円を、会社A振出の約束手形で受け取った。
③会社Bに対する買掛金20,000を、会社B宛の約束手形を振り出して支払った。
④会社Cから、商品8,000円を仕入れ、代金は掛けとした。
⑤会社Cへの買掛金5,000円を、小切手を振り出して支払った。
⑥会社Dへ振り出していた約束手形10,000円が満期を迎えたため、現金で支払った。

①から⑥の取引を反映させた状態の合計残高試算表を作成してください。

①から⑥の取引の反映前の試算表は以下のとおりである。

解答

解説

最初に①から⑥を仕訳します。

①(借)売掛金 1000 (貸)売上 1000
②(借)受取手形 300 (貸)売掛金 300
③(借)買掛金 2000 (貸)支払手形 2000
④(借)仕入 800 (貸)買掛金 800
⑤(借)買掛金 500 (貸)当座預金 500
⑥(借)支払手形 1000 (貸)現金 1000

次に、仕訳一つ一つを合計試算表に反映させていきます。

まずは、借方合計、貸方合計を記入。

この時点で、計算して借方と貸方が一致するのを確認します。

貸借の一致を確認して残高を算出し記入。

最後に残高も借方と貸方の合計額が一致することを確認します。

学習のポイント(実務小話)

試算表②の例題を解説しました。

少し情報量が多い問題でした。

合計試算表の数値が示され、仕訳が複数あります。

情報を多く与えられすぎて混乱することは簿記の試験ではよくあることです。こういう時も落ち着いて、仕訳を一つ一つ丁寧に書いて着実に集計することを練習しておきましょう。

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