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【経理実務へ役立つ】社会人のための簿記3級講座~「仕入帳」~【独学で簡単に理解】

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日商簿記3級対策~「仕入帳」~

今回は「仕入帳」について解説していきます。

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こんにちは、ゆきじろうです。
簿記学習を社会人から知識ゼロで始めて公認会計士になりました。
簿記は決算書が読めたり経営が分かったり決して無駄にはなりません。簿記には人生を変える力があります元銀行員で経理経験もありますので実務の話も交えつつ、簿記の理解が深まり簿記が好きになるような解説を心がけていきます。

仕入帳について

今回は、仕入帳について説明します。

仕入帳とは、仕入に関する取引を記入する「補助記入帳」です。

仕入取引も多数の取引にのぼる場合が多いため「補助記入帳」を作成して管理する場合があります。

仕入帳の記入方法

取引例を使って説明します。

それでは、以下の取引を元に、仕入帳へ記入してみましょう。
6/3 会社Aより、りんご10個(単価:100円)と、みかん20個(単価:60円)を現金で仕入れた。
6/5 会社Bより、すいか5個(単価:1,200円)を、掛けで仕入れた。
6/6 会社Bより仕入れたメロン1個を返品した。

以下のようになります。

記入の際のポイントを説明します。

①摘要欄

摘要欄には、取引先、支払方法、商品、数量、単価を記入。

取引毎に下線を引きます。

②内訳欄

一つの取引で、複数種類の商品を仕入れた場合は、内訳欄に商品ごとの合計金額を記入。

③金額欄

取引ごと合計金額を記入。

④返品の場合

返品の場合は、実務では例のように赤字で記入。

ただ簿記試験では、赤鉛筆はないので普通の鉛筆での記入で問題ありません。

月末の帳簿の締め切り

「月末に、帳簿を締めた」場合は以下のように記入。

以下の手順で締めます。

①「総仕入高」を記入。

②赤字で「仕入戻し高」を記入。

③総仕入高から仕入戻し高を引き「純仕入高」を求めて記入。

④最後に二重線で締めます。

学習のポイント(実務小話)

今回は、仕入帳について解説しました。

仕入取引、売上取引は、通常会社を運営する上での中心となる取引です。

そのため取引数も多く、返品も関係してきたりと複雑になりがちです。

仕入帳や売上帳を使って管理することがとても重要です。

ただ、最近は会計ソフトありますので、特に帳簿の締め切りなどの知識を知っている方はあまりお会いしません。

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