【無料学習】簿記3級講座~「小口現金出納帳」~【独学で簡単に理解】

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日商簿記3級対策~「小口現金出納帳」~

今回は「小口現金出納帳」について解説していきます。

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こんにちは、ゆきじろうです。
簿記学習を社会人から知識ゼロで始めて公認会計士になりました。
簿記は決算書が読めたり経営が分かったり決して無駄にはなりません。簿記には人生を変える力があります元銀行員で経理経験もありますので実務の話も交えつつ、簿記の理解が深まり簿記が好きになるような解説を心がけていきます。

小口現金出納帳について

今回は、小口現金出納帳について説明します。

小口現金出納帳とは、小口現金の取引を記録する補助記入帳です。

いつ、何に小口現金を使ったかを記入します。

小口現金は、タクシー代などの旅費交通費やペンや消しゴムなどの消耗品細というように少額の取引が多数ある勘定科目です。

そのため、何に使ったか分からなくならないように、仕訳帳と総勘定元帳以外に別に補助記入帳を使って管理することがあります。

小口現金出納帳への記入方法

具体的な取引例を使って説明します。

以下のように、小口現金の支払報告を受けた。
4/10 タクシー代 2,000
4/10 電話代 3,000
4/10 ボールペン代 500
4/11 A4用紙代 5,000
4/12 お菓子代 3,000

なお、前週までの状況は以下の通り。
前渡額 20,000円
第一週の残額 6,000円
補給額 14,000円

小口現金出納帳には2通りの記入方法があります。

1 支払の報告と同時に小口現金を補給する方法(週の最後に補給)
2 一定期間後に補給する方法(週の最初に補給)

2つの方法について順番に説明します。

1支払報告と同時に小口現金を補給する方法(週の最後に補給)

以下のようになります。

「受入欄」には、補給された金額を記入します。

日付順に、支払った内容をひとつずつ記入していきます。

表の右に①~⑤とあり、順番に作成のポイントを説明します。

①前週繰越

先週末の報告後に補給されている額、つまり前渡額の全額を記入します。この摘要欄には「前週繰越」と記入します。

②本日補給

支払の報告と同時に小口現金を補給するという方法のため、支払の合計金額を算出した後、それと同額を補給します。「受入欄」に支払の合計金額と同額を記入し、摘要欄には「本日補給」と記入します。

③次週繰越

1週間ごとに締める場合は、摘要欄に「次週繰越」と記入します。支払欄に、残額(補給金額も含む補給後の金額20,000円)を記入します。

⑤合計金額

「受入」の合計金額と「支払」の合計金額を記入します。ここで「受入」行と「支払」行が一致していることを確かめて、トータルの合計額をチェックします。

⑥前週繰越(次週)

「受入」欄のこの行の上を二重線で閉めます。そして、小口現金の合計(残額6,500円と補給額13,500円の合計20,000円)を記入し、摘要欄には「前週繰越」と記入します。

2 一定期間後に補給する方法(週の最初に補給)

以下のようになります。

①前週繰越、②本日補給

この方法は、補給のタイミングが週の初めになります。
週の最初に、先週使った分を補給します。

③次週繰越

次週に繰り越すのは支払った残額となります。使用して減ったまま繰り越します。

④合計

「受入」「支払」の合計金額を記入します。左と右が一致します。

⑤前週繰越、⑥本日補給

前週の残額を「前週繰越」に記入します。
「本日補給」に使った分を補給します。

学習のポイント(実務小話)

今回は、小口現金出納帳について解説しました。

小口現金は、例えば、本社から支社に少額の現金を渡しておいて、一週間ごと、もしくは一か月ごとに報告を受けて帳簿を管理したりします。

各支社に大量の現金を置いておくと、使い込みや着服など不正の原因にもなりますし、毎週や毎月など一定の間隔で本社に報告をすることで、そのような不正な使い込みなどを防止する効果もあります。

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