日商簿記3級対策~「簿記作業の流れ」~
今回は「簿記作業の流れ」について解説していきます。
簿記作業の流れについて
今回は、簿記作業の流れについて説明します。
まずは全体感を把握することが大切です。
簿記の一連の作業の流れの全体感を知ることによって、今やっている仕訳が、全体のどれにあたるのか、どのような意味を持つのかというイメージを持つことができます。
簿記の毎日の作業
毎日行う作業は主に「記帳」です。
「記帳」はその日に起きた取引を記録して整理しておきます。
①仕訳帳への仕訳の記入
一つ一つの取引を、仕訳して「仕訳帳」に記録します。
②仕訳帳から総勘定元帳への転記
仕訳帳の記帳した仕訳を「総勘定元帳」に転記します。
このようにして、「仕訳帳」と「総勘定元帳」が出来上がっていきます。
簿記の毎年行う作業
会社は、年に1度決算を迎えます。
決算では「貸借対照表」と「損益計算書」を作成します。
いわゆる決算書の作成というものです。
それには以下の手順で作成します。
①「総勘定元帳」から「試算表」を作成する
試算表で、各勘定科目の残高を確認して、仕訳に間違いないかどうかをチェックします。
②試算表に決算整理仕訳を行い「貸借対照表」と「損益計算書」作成する。
「試算表」に決算整理仕訳を行って「貸借対照表」と「損益計算書」を作成します。
ここでは、簿記は毎日の取引を記録しておいて、年に1回決算を行うということを覚えておきましょう。
学習のポイント(実務小話)
今回は、簿記作業の流れについて解説しました。
簿記は帳簿記入の略と言われることがあります。
毎日毎日、取引を記帳しておきます。
なにかと決算整理や「貸借対照表」と「損益計算書」の作成がクローズアップされがちな簿記試験ですが、毎日の取引を正しく正確に記帳することが、簿記作業の本質だと思います。
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