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【会計士】社会人のための公認会計士試験の勉強の仕方(短答式試験)【合格のポイント】

公認会計士
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社会人のための短答式試験の勉強の仕方

社会人で公認会計士試験に挑戦する意欲が素晴らしいです。

今回はそのような志の高い社会人受験生の方のために、少しでも早く合格できるよう、短答式試験の勉強の仕方を書いてみたいと思います。

私は社会人で働きながら公認会計士になりました。
知識0の状態から勉強を始め、専念受験生に引けを取らない成績で合格。
得意科目は会計学で、論文式試験では偏差値60越え、上位10%以内の成績でした。

短答式試験を合格すれば、2年間の短答式試験の免除があり、3回論文式試験を受験することができます。

このシステムは、もともと社会人など幅広い層からの合格者を増やそうとした試験制度改革の一環として行われたものです。

短答式免除の制度がなかったら、多くの社会人が公認会計士試験への挑戦を諦めてしまうでしょう。

短答式試験の免除という仕組みは学生や専念受験生と社会人との差を埋めてくれる制度です。

「短答式試験さえ突破してしまえば、あとはなんとかなる。」社会人にそういう希望を与えてくれます。

最終合格のためにはまずは短答式試験の合格が大事です。

社会人受験生の方やそれ以外の受験生の方にも参考になればいいなと思います。

【会計士】社会人のための公認会計士試験の勉強方法(論文式試験)【合格ノウハウ】

短答式試験の特徴は「科目の少なさ」と「断片的な勉強のしやすさ」

短答式試験の特徴から勉強の仕方のポイントは見えてきます。

短答式試験の特徴は、4科目という試験科目の少なさと、問題が1問1問別々になっていることです。

試験科目の少なさ

短答式試験の試験科目は、企業法、監査論、管理会計論、財務会計論の4科目です。

いろいろと意見がありますが、実質6科目の論文式試験と比べると試験科目は少ないです。

勉強範囲もそれほど広くありません。

これについては、まだ論文式試験へ進んでいない受験生からすると範囲は広いと感じているかもしれませんが、論文式まで進んだ受験生からすると短答式試験は勉強範囲が狭いと感じるのではないでしょうか。

ですから、勉強範囲は狭いんだと認識して勉強に取り組みましょう。

意識を変えると勉強へのモチベーションが変わります。

短答式試験は1科目1科目集中して勉強できます。

完成度を高めて、苦手科目を克服しましょう。

大体、引っかけもパターン化されています。

このあたりでひっかけてくるなというのが決まっています。

覚えておくべき引っかけ100個もないでしょう。

勉強の分量を恐れることはないです。

短答式試験は断片的に勉強しやすい

試験問題はマークシートです。

一つ一つの問題が分かれています。論点も問題ごとに別々です。

ですから、断片的な勉強がしやすいのが特徴です。

隙間時間を使う勉強方法とかなり相性がいいです。

ちょっと10分、15分の空いた時間で、すかさず教材を取り出して勉強する。

答練の問題を1問を解いてみる。

このような勉強が可能です。

教材は答練の他、一問一答が有効です。

答練を何回も解き直す方法が有効ですが、

論文式試験に比べて答練の回数が少なくカバーが不十分と思ったら、少し勉強の範囲を広げてみるのが良いです。

短答式試験の難易度の感覚は?

短答式試験は日頃の答練がどのくらいできれば合格することができるのか。

もちろん試験は水物ですから、答練や模試ができていれば必ず合格できるものではありません。

とはいえ、合格者はどのくらいできてるのもなのか?というのは興味がある所だと思いますので、私の経験的なところをご紹介します。

感覚的な所で、短答式試験の難易度はどのくらいで、どれくらい勉強が仕上がっていればよいのでしょうか。

合格率は10~15%です。

というと、10人に1人の合格ですから大変難しいと思われがちですが、実は受験者は合格ラインに団子状態です。

それは試験問題の作り方、難易度が要因です。

短答式試験の問題の難易度は、ざっくり言うと100点は取れないが70点は取れる問題です。そして誰でも40点は取れる問題です。

勉強不足で詰め切れてない人は50点台に落ち着きます。

一度でも受験された方は、このような感覚をお持ちでしょう。そのため、ある程度の学力はあるものの、あと一歩が届かないという受験生がたくさんいます。

60点は取れるんだけど、70点は取れてないかもというレベルの受験生が非常に多いのです。

勉強の力配分について

勉強の力配分は重要です。

時間も限られておりますし、モチベーションも有限です。人間は疲れます。

そのような有限のリソースをどのように配分すればよいのか一つの考えをご紹介します。

4科目を平等に見ない視点が出発点です。科目ごとに勉強の濃淡をつけます。

まず、最も重点を入れるところは財務会計論です。

これは間違いないです。配点も他の科目より多いですし、何しろ論文式試験へつながります。とすると、逆に最も力を入れない科目は企業法になりますでしょうか。

企業法は、短答と論文では別科目と言ってよいです。勉強のスタイルも変わります。そう考えると70点そこそこ取れる実力。足を引っ張らないようにしておくのがベストです。

例えば、概ね以下のような力配分ではいかがでしょうか。

企業法:2

監査論:2

管理会計論:3

財務会計論:5

論文式試験合格に向けて

度々になりますが、短答式試験を合格すれば論文式試験は何とかなる、とよく言われます。

予備校のパンプレットにもそのような記述を見かけると思いますが、

それは本当でもあり、本当でないと言えます。

すでに論文式合格の助走は短答式試験の時に始まっています。

短答式試験の時に、効率的に勉強する癖を付けて置くことが大切です。

短答式試験から適切な勉強をしている受験生が論文式も突破できます。

論文式試験に向けた4科目の勉強のポイントは以下の通りです。

・計算力は重要

・監査論は得意であれば、それほど苦労しない

・会社法は短答と論文は別科目

・管理会計論は短答プラスアルファの勉強で大丈夫

以上、短答式試験の勉強の仕方をご紹介しました。

皆様の参考になれば幸いです。