簿記、全く知らない
大学卒業時は簿記を全く知らない、素人中の素人状態でしたが、そんな私でも公認会計士試験に合格しました。
今回はその道のりを書きたいと思います。
私は大学を卒業後、地元に戻り金融機関(銀行)へ就職しました。
銀行員になりました。
就職後、最初は銀行窓口業務へ配属されました。
私が就職したのはもうだいぶ前の話ですが、その頃から既に銀行窓口へ来店する客数は減少していく傾向にありました。
その当時から既に、インターネットバンキング、コンビニ決済などが発展してきており、お客さんは銀行窓口へ来る必要がなくなってきていました。
今は公共料金など、コンビニで支払う時代ですね、銀行へあまり行かないと思います。
銀行からすれば公共料金の収納事務は手数料収入を得るための業務なのですが。
就職当時、銀行業務が次第に他業態と競合していく中で、将来のため、何か準備しておかなくてはという漠然とした不安を感じたのを覚えています。
また、もともと学歴や資格などにはあまり興味もなかったのですが、思ったより、学歴など分かりやすい指標が幅を利かせてるものだなとも思ったのもきっかけです。
公認会計士という資格を知り、予備校に申し込む
近くに資格予備校があり、休日になんとなく資格でも取ろうかなと訪れてみました。
銀行に就職して仕訳などの理解の重要性を感じたため、簿記検定でも取るかと思ってパンフレットを見ていました。
この中で最高に難しそうで受講料も高額な「公認会計士」という資格を見つけました。
最初はその程度の認識でした。
でも、予備校のパンフレットを見ていると、申し込めば受かりそう、自分でもやれそうな気がしてしまうんですね。
パンフレットはそう作ってあるわけですが。
結果的に、いろいろと他の資格も検討しましたが、公認会計士試験には受験資格も必要ないし、すごそうだし簿記も含んでるみたいだから、「いっちょやってみるか」程度のノリで予備校を申し込みました。
ちょうど何か大きな目標を持ちたいと思ってもいましたので。
何も分かっていないというのは恐ろしいものですね。
仕事にちょっと慣れてくると他のことに手を出してしまう性分なのかもしれません。
銀行の経理部署へ異動
銀行窓口業務の次は、銀行の経理部署に異動になりました。
実務で経理に触れることとなりました。当然、簿記の知識も必要ですし、法人税の知識も必要です。
なにより、公認会計士の監査を受ける側として会計士の仕事をよく知る機会となりました。
ただ、経理実務といえど、会計士試験ほどのレベルの知識は必要ありませんでした。
経理実務に限らず会社の仕事は、社内規定と前例をよく見てやれば、たいてい誰でもこなせるようになっているのものです。
逆にそうでなくては組織が回らなくなってしまいます。
この経理部署でもひたすら勉強を続けていました。継続は力なりです。
銀行員が受ける銀行業務検定もお陰さまで楽勝にクリアしていきました。
社会人でも合格できそうな感じ
全くの簿記素人であった私は、まず簿記検定を取得することから始めました。
日商簿記検定です。じゃあ簿記講座申し込めよというツッコミは無しです。
大風呂敷を広げてしまっていました。
最終的には日商簿記1級と全経簿記上級の両方を取得しました。
並行して公認会計士試験も練習のため受けてましたが、こちらは全く歯が立たず。
しかし、努力というのはやればやっただけ成果が出るものです。
簿記1級を取得したあたりから、これは会計士も受かるかなという手ごたえを感じていました。
簿記・会計学の勉強が好きだったし、得意だったようです。
論文式試験で会計学は偏差値60以上という科目免除超えの偏差値を取ることができました(3,500人くらいの論文受験生の中で100番ちょっとの順位)。
超難関大学を出てるわけでもない、ただの社会人受験生が会計学上位合格できるとは自分でも驚きです。
ですから、社会人だからというハンデを感じたり年齢や学歴などで、自分の限界を自分で引かなくていいと思います。
何か資格取得を目指しているならば、安心して勉強してください。
必ずできるようになります。
公認会計士試験の各試験科目の勉強方法のポイントなどについては、そのうち別の記事で書いていきたいと思います。
以上、公認会計士試験を受けることとなった当初のいきさつを思い出してみました。
お読みいただきありがとうございました。
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