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【メンタル】一流になる方法、諸葛孔明の『誡子書』【生き方に迷った時に】

悩みのヒント
三国志で有名な諸葛孔明。軍師として活躍した中国三国時代の天才です。
諸葛孔明は名を亮と言い、諸葛亮とも呼ばれます。孔明は字(あざな)です。
歴史上、あるいは物語上の天才的な活躍ぶりは現代の日本でも広く知られています。

今回は、その諸葛孔明が子孫のために残した教え『誡子書』をご紹介します。

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誡子書とは

『誡子書』は、子孫のために残した教えです。

『誡子書』は諸葛孔明の末裔が多く住む、諸葛八卦村にあります。

天才的な戦略家であり政治家であった諸葛孔明の人物像は、情に厚く、正直で誰にでも平等に接する人柄と言われています。

蜀が魏に滅ぼされた際、魏の武将が蜀で100歳をこえる老人に、孔明はどのような人物だったかを尋ね様々な英雄を例にあげ、誰に似ているかを聞くと、『老人は英雄の誰にも似ていない、強いて言うなら何処にでもいるような優しい人間であった』と答えたそうです。

では、さっそく諸葛孔明が子孫のために残した「誡子書」の内容をご紹介します。

夫君子之行、靜以修身、儉以養德。
非澹泊無以明志、非寧靜無以致遠。
夫學須靜也、才須學也。
非學無以廣才、非志無以成學。
滔慢則不能勵精、險躁則不能治性。
年與時馳、意與日去、遂成枯落、多不接世、悲守窮廬、將復何及

それ君子の行ひは、静以て身を修め、倹以て徳を養ふ。
澹泊にあらざれば、以て志を明らかにすることなく、寧静にあらざれば、以て遠きを致すことなし。
それ学は須く静なるべく、才は須く学ぶべし。
学ぶにあらざれば、以て才を広むるなく、志あるにあらざれば以て学を成すなし。
滔慢なれば則ち精を励ますこと能はず、険躁なれば則ち性を治むること能はず。
年は時と与に馳せ、意は日と与に去り、遂に枯落を成し、多く世に接せず。
窮虜を悲しみ守るも、将た復た何ぞ及ばん
優れた人は、静かに身を修め、倹約をして徳を養う。
無欲でなければ、志を明らかにすることが出来ず、身が安らかに治まっていなければ、高遠な目的を達成することは叶わない。
静かな心から学ぼうとする意欲が生じ、学ぶことから才能は発揮される。
学ばなければ才能は開花せず、学ぼうとする志しが無ければ物事を悟ることも出来なくなる。
少し知識を付けた程度で傲慢になれば勤勉勤労から遠ざかり、いつも心が険しく騒がしければ自分自身を見失ってしまう。
齢を重ねるに連れて学ぶ意欲も無くなり、次第に、落ちぶれて世の中で己を発揮できなくなる。
そのときになって、嘆き悲しんでも遅いのだ。

天才と呼ばれる軍師、諸葛孔明の考え方がここに集約されています。

優れた人は静か、才能を持っていても学ばなければ開花しない。現代でも通用するとても重要な根本的な考え方を示しています。

短い文章ですが、何度も読み返して心に留めておきたい言葉です。

補足:諸葛八卦村とは

中国浙江省に諸葛孔明の末裔が多く住むという諸葛八卦村があります。

諸葛孔明は一族が滅んだと言われていましたが、この諸葛八卦村に住む諸葛一族は諸葛孔明の子孫であることが認定されています。

人口は約4,000人ほど。

八卦村は、その昔は高隆村という名前だったそうですが、住民の大部分が諸葛孔明の子孫ということで、今は諸葛八卦村と呼ばれています。

諸葛八卦村に住む諸葛一族が諸葛孔明の子孫と分かってから観光地化しているようで、ツアーなども組まれていたりするそうです。

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