なぜ私は公認会計士を取ったのか
私は現在、公認会計士として働いています。
最初のスタートは普通の会社員でしたが、30代で公認会計士試験に合格し会計士になりました。
知識0の状態から勉強を始め、専念受験生に引けを取らない成績で合格。
得意科目は会計学で、論文式試験では偏差値60越え、上位10%以内の成績。
会計士になってみて、受験前に思い描いていた通りの生活を送れているか?
と言われれば、概ね満足しています。
そうでもない面もありますが、取らないよりは取った方が良かったかなと思います。
ただ、私が資格を取りたいと思った理由は、もしかしたらコンプレックスが理由だったのかもしれません。
要するに劣等感です。
今回は、資格を取ることでコンプレックスは解消されるか?について書いてみたいと思います。
資格を取りたいのはコンプレックスから?
資格を取る目的は何でしょうか。
特に会社員の方にとっては、どのような目的があるのでしょうか。
「業務に役立てるため。」
これが教科書通りの回答でしょう。
特に社会人になってから難易度の高い資格の取得に挑むのは、少し違和感があったりするものです。
むしろ勉強が業務に支障が出てしまうのではないか、資格を取得したら辞めてしまうのではないかと上司に危惧されたりします。
私はその考えには賛同しかねる面があり、「家に帰って酒を飲んでるよりはましだ。何かあった時、会社は助けてくれない。」と考えて勉強していました。
しかし、そんな思いを支えていたのは実は、コンプレックスがあったからかもしれません。
私自身、高校ではあまり勉強せずに大学受験はさほど重要視していませんでした。ただ社会に出てから学歴というものが幅を利かせていることを痛感したものです。
そのような現状に対しての反逆であったのかもしれません。
遅咲きの自己啓発者
自分はもっとすごいはず。
こんなところで終わりたくない。
特に社会人で難関資格に挑む人はこのような思いがあったりします。
そのような気持を持っているならばどこかでそれを解消しようと行動を起こさねばなりません。
人生はいつでも挽回が可能だと思っています。
社会人からでも強い意志さえあればどんな資格でも取得可能だと思います。
遅咲きの自己啓発者と周りはいうかもしれませんが、そんなことは関係ありません。
コンプレックスは解消されたか?
公認会計士を取ってみて、個人の感想ですが、
何者かになりたいという気持ちは完全に満たされました。
あと勉強とか学歴に対するコンプレックスも、もうなんとも思わないです。
こちらも完全消滅しました。
ただ、公認会計士なればもっとなんでも知っていて、わかってすごいのかと思っていましたが、一流企業のできる会社員の方と大して変わりません。
専門家なのに少し情けないという気持ちはあります。
会計士になってより身の程を知り、謙虚になりました。
働きながら公認会計士に合格するというスーパー難易度をクリアしてみたものの、その対価に見合っているか、その先は行ってみないとわからないものですね。
会社員を辞めてよかったというのはありますが。
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以上、資格を取ればコンプレックスは解消されるかでした。
参考となれば幸いです。