忘れたい過去は誰にでもある
過去の失敗や嫌な出来事を思い出しては、落ち込んでしまう。
どうしても過去の記憶に縛られ思い切って前へ踏み出せない。
忘れたい過去の記憶は誰にでもあります。このような過去とどのように付き合っていけばよいのでしょうか。
思い出したくない過去への対処法
失敗した、不快な思いをした、人間関係で嫌な思いをした。
そのような出来事は強く記憶に刻まれます。その記憶が強烈でればあるほど現在の自分を縛ります。
過去の出来事のインパクトが大きければ、それだけ現在に影響を及ぼす。
そして、過去の記憶が強いほど長期的なケアが必要になります。
記憶の強弱に関わらず、有効な対処法は一つです。
とにかく「思い出さない」ことです。
これは、言い換えれば現在に集中することといってもよいです。
そう言われても、勝手に思い出すから辛いんですという話ですよね。
ですから少しずつ、外堀から埋めていきましよう。
まずは環境を整えていく、変えていくのです。
そのようにしていくには、以下の2つの方法が効果的です。
①思い出す時間を作らない。
過去を思い出す時間を作らないようにすることです。
忘れたい過去を思い出さないように、とにかくたくさんスケジュールを入れます。
スケジュールを予定で埋め尽くします。
疲れちゃうんじゃないかなと心配になる方もいるかもしれませんが、これが意外と大丈夫です。
そして、新しいことに積極的に挑戦しましょう。挑戦しているときは楽しいです。
そして忘れたい過去もその間だけは忘れられます。
②過去をイメージするものを断ち切る。
過去をイメージさせるモノを捨てます。
捨てるというのは思っている以上に効果があります。捨てずに持っていると無意識にいつも頭の片隅に残っています。
手に取ってみて、嫌なイメージが浮かんでくるものは思い切って捨てましょう。
その上で、次に新しいものを買いましょう。
家具や日用品、服やカバンなど、自分に近いものを、思い切って新しいものに変えてみる。
そうすると気分が一新します。
また交友関係も対策は必須です。
過去の思い出してしまう友人とは交流を一時的に絶ってみるのもいいかもしれません。
「最近ちょっと仕事が忙しくて」と言えば、友人もしばらくそっとしておいてくれます。
親しい友人、家族、これからも継続していきたい交友関係はさすがに捨てるわけにはいきませんから。
現在に集中し新しい過去を作る
上記のことを続けていると、少しずつ忘れたい過去から解放されていきます。
その原理は、端的にいうと、現在は時間が経過すれば、必ず過去になるからです。
過去に縛られてしまうのであれば、逆にその性質を利用します。
現在に集中して、幸せな過去を作り積み上げていくことで、思い出したくない過去も薄まったり、影響を受けないほど小さなものになったりします。
カルピスの原液を水で薄めるのと同じです。
新しい現在を積み重ねていけば、いつかは過去の呪縛から解放されます。
それは数ヵ月後かもしれませんし、何年もかかるかもしれません。
しかし、大丈夫です。きっと過去の呪縛から解放される日は来ます。
こう言っては何ですが、忘れたい忘れたいと思いつつも忘れたくない大切な思い出だったりすることもあるんですよね。
以上、忘れたい過去との付き合い方をご紹介いたしました。
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