会計事務所の面接では何が聞かれる?よくある質問と回答方法
今回は、会計事務所の面接でよく聞かれる質問とその回答例をご紹介します。
会計事務所への転職を考えている方は、質問の内容を想定して事前に準備をしておくと、面接でも焦らずスムーズに回答をすることができます。
大きなカテゴリーとしては、2つです。
「業務経験を問う質問」と「長期的なキャリアプランを問う質問」です。
業務経験を問う質問の具体例
会計事務所では業務経験を問う質問として以下のような質問が多く聞かれます。
- 何件くらいのクライアントを担当していましたか?
- クライアント企業の業種や規模・売上高は?
- 使用してきた会計ソフトは?
- 巡回監査はしていましたか?
まず、会計事務所の転職では経験が重視されます。
基本的には即戦力かどうかをみられます。
そのため面接では、スキルや経験を確認するための具体的な業務経験をきかれます。
業務経験が長いこと、また担当してたクライアントが大いにこしたことはないですが、正直ベースで答えるのがよいでしょう。
例えば「何件くらいのクライアントを担当していましたか?」
聞かれてもスムーズに答えられるように解答順序としては、以下の通りです。
「担当していたクライアントは約〇社です」
「主なクライアントの業種は●●、▲▲などです。」
「売上高の規模は約◇◇~◆◆百万円です」
あまり細かい点を説明するよりも、概要を簡潔に一つ一つ答えるのがよい印象を与えます。
自分の経験をしっかり整理し、具体的な数字も交えながら明確に答えられるようにしておきましょう。
長期的なキャリアプランを問う質問
また、業務経験以外では以下の質問がよく聞かれます。
- 税理士資格の取得は目指していますか?
- 資格取得の進捗状況は?
- スクールには通っていますか?
税理士取得に関する質問は必ずと言っていいほど聞かれます。
会計事務所にとっても選考を受ける人にとっても、将来の長期的なキャリアプランを確認しておくことは大切だからです。
有資格者は「独立は目指していますか?」などの質問をされることがあります。
これについてははっきりと答えましょう。質問にあいまいに答えてしまうのはNGです。
受験勉強をしたいのに仕事が忙しくて勉強の時間を取れないという、入所後のミスマッチを防ぐという意味もあります。
基本的には、入所後当面の間は事務所で活躍してほしいと思っている会計事務所が多いです。
中には独立を支援している事務所もありますが。
独立を目指しているかどうかにより、教育方針が変わってくることもあります。
自分の希望を整理しておきましょう。
最後に
会計事務所への転職で、「転職先の会計事務所はどのように選べばよい?」と迷っている方も多いです。
会計事務所の面接の特徴としては、会計事務所スタッフは専門職であるため、面接ではスキルや経験を問う質問が多くなります。
自分の希望に合った事務所を見つけるためにもまずは自分のキャリアや希望をはっきりしておくことが大切です。経験の棚卸しをしっかりし、スキルと経験に関するどのような質問に対しても明確に答えられるよう準備しておきましょう。
以上、会計事務所の面接では何が聞かれる?よくある質問と回答方法をご紹介しました。
転職活動がうまくいくことを願っております。
ここまでお読みいただきありがとうございました。