転職エージェントは複数登録したほうがいい
転職エージェントは複数登録したほうが良いです。
私は複数の転職エージェントに登録しやり取りしていました。
最初は勢いあまって登録しすぎて、誰と何話したかわからなくなりました。
しかし大丈夫です。それから3つくらいに絞れてきます。
また、複数登録しておくとよいこともあります。
応募をせかされたり、内定を受諾するよう迫られたりするという、転職エージェントを活用することのデメリットを回避できます。
具体的に以下、転職活動の3段階のステージにわけて紹介します。
②応募する段階
③内定後の段階
①情報収集段階
複数のエージェントを登録することによって、エージェントから多くの情報を得ることができます。いろいろな意見を聞くことができます。
ある企業について、あのエージェントはああいってたが、こっちはこう言っている。
大前提として、エージェントからの情報はそのエージェントの意見が多分に含まれているということを認識しておく必要があります。
また、多くの転職エージェントと接点を持つことによって、そのエージェントしか持っていないレアな求人案件に巡り合えるかもしれません。
②応募する段階
同じ企業の求人が、複数のエージェントから紹介されるのはよくある話です。
転職エージェントへ企業への応募を依頼すると、エージェントが自ら作成した「推薦状」を添えて企業へ選考を依頼します。
エージェントの力の差が出る場面です。
そのような重要な局面ですから、自分を押してくれそうなエージェントを選びましょう。
その企業とつながりが強そうなエージェントを選びたいです。
③内定後の段階
めでたく企業から内定を頂いたとします。
ここで気を抜いてはいけません。釣りでも獲物を陸にあげる場面が最も重要です。
この内定が出た時点が、転職活動において、自分の立場が一転し最も強くなる場面です。
選ぶ権利がこちら側にあることになるわけですから。
ただ選択権がこちらにあると言えど、難しいのは、内定の承諾期限の調整です。
通常内定の企業への承諾期限は1週間~2週間です。
その間に同時進行していた企業の選考結果を見て、比べたうえで承諾の可否を出したいと誰もが考えます。
これがなかなか難しいのです。
この時、一つのエージェントしか登録していないと、そのスケジュール調整も転職エージェントにある程度コントロールされてしまいます。
エージェントが入社させたい企業に承諾せざるを得ない状況に追い込まれる可能性もあります。
要は詰んでしまうのです。
でも、安心してください。
実は内定承諾期限というのは、延長することができるケースが往々にしてあるのです。
私の経験上も、別のエージェントから「この企業は弊社からの紹介実績だと、内定承諾期限を延長できるはずだ」という情報を入手し、内定承諾期限を延長したことがありました。
転職活動は情報戦なのです。
複数の転職エージェントを登録する際のポイント
以上のように、複数のエージェントに登録することによって、応募をせかされたり、内定承諾を迫れたりする転職エージェントのデメリットを回避することが可能となります。
ただ、複数の転職エージェントを登録する際の重要なポイントが一つだけあります。
それは「別のエージェントも登録していること」は早めに行っておくことです。
他のエージェントとの相談内容を事細かに言う必要はないとは思いますが、これには理由があります。
一つは転職エージェントとの信頼関係を大切した方がよいということ、もう一つは隠し事やウソはばれるということです。
複数人に対してつじつまを合わせた架空の話はいつまでも維持できるものではありません。
内定承諾期限の調整などの重要局面で「実は別のエージェントも使ってました」っていうのは、なかなか言い出しづらいと思います。
では、皆様の転職活動のご参考になれば幸いです。